中学受験⑤

 国語は大得意、算数は苦手といいましたが、理科社会はどうだったのでしょうか。


理科、社会に関しては中学校受験はひたすら知識です。
その点、スタートがやや遅れた私は最初は微妙に不利でした。


小学校の授業や、チャレンジでならっていたことよりも圧倒的に深く広い知識が必要とされ、


公文ではもちろん理科社会なんてやらないので、最初の理科社会の成績はあまり伸びなかったです。


でも小学生ですから、理科、社会のただ知識をつける勉強なんてまったくおもしろくありません。
それよりもバスケがうまくなりたい。
知識を覚えるなんて勉強はまったく楽しくありませんでした。


ただ日能研の先生はそんな小学生のやる気のなさもお見通しで
さすがはプロ、
授業はめちゃめちゃおもしろかったです。


ただ単純に覚える部分では歌にしてみたり、おもしろエピソードを交えてみたり


なので授業を聞いてるだけでかなり身につきました。


植物の双子葉類、単子葉類、節足動物などの知識はこのころからずっと根深く残っていて
大学受験センター生物にも意外に通じるものがありました。


歴史の年表なんかも覚えなければなりません。


母は紙に書いてひたすら覚えろ方式でしたが、
そんなのまったく楽しくありません。


役に立ったのが、年表をギャグを交えて歌にしたCD。
弟とひたすらこれを聴いて、なんとなく覚えました。


この歌はいまでも少し歌えたりできます。


とにかく小学生に対して、暗記モノは紙にかく、ひたすら繰り返し覚えるなんてまったく楽しくありません。
そんなので無理やり覚えた記憶は一瞬で消え去ります。


なんの意味もなさそうな、おもしろい年表ゲームとか、くだらないグッズとかを使うほうが意外に楽しく覚えられたりします。


今うんこドリルが流行っているときいたことがありますが、そんなくだらないことにしか興味をもてないのが小学生です。


母は小学校受験をしていないので、こういったノウハウが分かっていなかったのでしょう。
ひたすら家で暗記しろ、なんで覚えていないの、と怒られるスタイルでした。